2011年6月11日 | |
中村 桂子(生命誌研究者)、若一 光司(作家)、新宮 晋(アーティスト) | |
地球はとっても素晴らしい星で、地球が好きでとおっしゃった。それは一つには、ここに生き物が生まれていることですよね。 地球には生き物はいませんでした。殺風景な地球だったのですが、そこに38億年ほど前に生き物の祖先が生まれて、そこからどんどん新しい生き物が出来てきたんですね。 生きものがもしそのまま水の中に居続けたら、風は感じなかったはずです。ところが、水の中に居る方が楽なのに、陸に上がったら干涸びるかもしれないので怖いのに、5億年前に大陸が出来たら上陸しました。 |
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そうすると、人間にある好奇心というのは本来のものだと。 |
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生き物見てたら、何でこんなことやるんだろうというようなこと、どんどん新しいことをやってチャレンジしてますから。新しい技術を開発する人たちがチャレンジングで、生き物のことをやってると保守的だと思われがちなんですけれど、決してそうじゃない。生き物は、とてもチャレンジング。 |
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その、生き物がチャレンジングだということを感じさせる、最近の素晴らしい一例をちょっとご紹介させていただきますが、いま、地雷の除去ということが、全地球的な大きな問題になってます。 ところが、数年前からベルギーのAPOPOというNGOが、アフリカのどこにでも居るネズミを使った地雷除去の方法を開発したんです。 中村先生がおっしゃった「チャレンジング」の意味とはちょっとずれるかもしれませんが、生き物の可能性を痛感させられる事例ですよね。 |
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私ネズミ年なんですけれども. . . . .(笑い)。 |